2月7日 天地雅楽コンサート in 二本松

Posted by Anna(旧:Noa) On 2016年2月11日木曜日 0 コメント


2月7日、二本松まで天地雅楽さんのコンサートを観に行ってきました。
現役の神職の方が古典楽器を用い、現代風に再構築し奏でる音霊。
2~3年前にYoutubeか何かで坂本龍一さんのロハスコンサートでYMOの東風を一緒に演奏しているのを観たのがキッカケで、天地雅楽さんの活動を知ることとなりました。

和洋問わず古典楽器×電子音とかのクロスオーバー音楽が好物なのもあり、
また、音楽や芸能はある意味で神事の性格を持っていると思うのですが、
それを本当のご神職の方がやられているということにもとても興味を抱きました。

そして最近はナナメ見しかしてないFacebookでたまたま天地雅楽さんが福島県にやってくるという記事を見て、「 ま じ か ! 」
と、すぐさま安達公民館に電話をかけました。笑
二本松にどういうご縁か分かりませんが遠いところまでご足労ありがとうございます。

コンサートの前に六芒星のシンボルをよく目にするなあと思っていましたが、
「笙は天の音、篳篥は地に生きる人々の音、龍笛は天と地を繋げる龍の音。」
と、天地雅楽の久次米さんが仰っていらっしゃるのを聞いて、なるほどと思いました。

六芒星は天と地の結合を意味するシンボル。
また、天と地の結合だけでなく、△は火で男性性、▽は水で女性性、陰陽が結ばれることで、完璧な形になることで、そこから強力な護りというような意味も、六芒星というシンボルの中には込められていると思うのですが、天地雅楽さんの音をコンサートで聞きながら、火と水の術の結合で完結ではなく、そこから何か生まれるのだとしたら、それは、「風」なのだろうと強く感じました。

天地雅楽さんの音は曲名に「風」という言葉がついているものが多いということもあり、そこから私が勝手にイメージしてる部分も多分にあると思うのですが、実際に聞くとやはり「風」の要素をとにかく感じます。
自分の肉体の細胞や、血液や、そしてタマシイのDNAがその風によってぶわああと動かされていくような、震えるような、心地よい高揚感が身体中をかけめぐる独特の感覚に、音を聞きこむ毎に夢中になります。

音というのは、まさに人の心を動かす魔法だよなあ(術でもよし)。

生でお聞きすることができ、私も風のように色んな枠を越えてもっと自由に軽やかに進んでいきたいと、魔法って本来こう使うためにあるんだよなぁと再確認したのでした。
白と黒、陰陽、天地、それらが融合して更にはそれを軽やかに越えてゆくためのもの。
自分がどこの点に居たとしても、いろーんなボーダーを越えて、人の心に風を起こせる人って本当に素敵だと思います。 
単純に音を楽しむだけでなく、そんなことも感じたコンサートでした。


天地雅楽 「疾きこと風の如く」



◇ 




帰りに安達が原の黒塚へ。
鬼婆が住んでいたという岩屋は、お寺の中だったので時間が遅くて拝観できず。(笑)
塀の外からチラ見。 巨石好きにはタマラナイ雰囲気の岩っぽくて、ほんとに観れなかったことを悔やみました。


鬼婆伝説で有名なおどろおどろしい場所に思われがちですが、岩屋と呼ばれる(大きな磐座だと思われる)縄文土器も出ているようで、本来は古代の聖地であったのだろうと思います。

車で5分ほどの近くの、鈴石という小さな磐座にもご挨拶。
岩と自然と感応する良き時間でした。


私はやはり、神社や聖地に来る度に名のある神とか龍以前に、そこに存在している木霊のような、精霊のような、空気や光に溶けて”在る”ようなものに感応しているように思います。それを改めて最近考えております。
突きつめていくと自分の中に息づくアンドロメダとエルフのエナジーがそれらの木霊のようなエナジーと親和性が高く、反応しているんだろうなぁと。
そしてその彼らのささやかな徴に再会し、感応したいがために、様々な場所へ赴いているのだろうと。

土地を巡るごとに、人々や宇宙の楽しいだけではない記憶にも触れることになり、距離を置きたい気分になっていたのですが、純粋に私には今までもこれからも彼らのともすれば消え入りそうな囁きにハートで感じたい、その想いしかないのだなあと。今後もいろんな土地を巡っていきたいという気持ちになっています。

Anna